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日本内分泌病理学会Japan Endocrine Pathology Societyの創設は、1991年3月に米国においてEndocrine Pathology Clubが旗揚げした際にこれを国際的組織とする意向のもとに、日本、ヨーロッパにその支部を立ち上げることになったのがきっかけである。当時はEndocrine Pathology Club of Japanと称し、1991年6月に最初の会合(第1回準備会)が事務局代表の長村教授と私(佐野)を世話役に開催され、1992年5月に内分泌病理学の発展と研究者の育成を目的とした研究会を正式発足させること、日本内分泌学会総会の会期中に会主体のシンポジウム等を企画すること、機関誌をEndocrine Pathologyとすることなどが取り決められた。その後、会の名称を日本内分泌病理研究会Japan Endocrine Pathology Society (JEPS)とし、同年11月、会則の作成、会費の設定、内分泌学会総会への会として参加等が討議され、正式な発足に向けての準備が進められた。1992年5月仙台で3回目の準備会が開かれ、覚道教授、加藤先生の尽力による会則案の承認を得て、発会の準備が整った。
1992年5月、第65回日本内分泌学会総会(斎藤史朗会長)が徳島市で開催された折、笹野伸昭東北大学教授(当時)を初代の会長にJEPSが発足した。当時の会員数は32名であった。内分泌病理に関心をもつ病理医を中心にした基礎系と内分泌内科、脳神経外科、内分泌外科、産婦人科、放射線科などの臨床系が構成員である。発会式には内分泌学会総会に招待されたLlyod教授も参加した(写真)。この後1996年まで、シンポジウム、ワークショップの形で日本内分泌学会総会に参画するとともに、不定期な講演会の開催を主な学術活動とした。1996年にJEPSは日本内分泌学会の分科会の一つに位置づけられ、翌1997年、一般演題などを盛り込んだJEPS独自の学術集会が森会長(大阪医科大学)のもとで初めて開催された。学術集会は、症例を対象にCPC形式で臨床と病理が解説、論議を交わすセッションを設け他の学会にはない特色を出した。その後、病理と臨床が概ね交互に会長を努め、2005年に学術集会は第9回を迎えた。この間、2000年に内分泌病理研究会から内分泌病理学会に名称変更した(英語名は変更せず)。また、2002年、学会にふさわしい役員体制を作るために、それまでの世話人制度を廃して理事制度を導入した。学会の長は学術集会主催者であったが、理事会制度導入後は、初代理事長に長村教授を選出し、学術集会主催者(会長)は別に定めることとなった。事務局長は1996年までは長村が、1997年からは佐野が担当したが、現在、事務局は日本内分泌学会事務局内に置かれている。現会員数は280名に達している。