日本臨床内分泌病理学会

内分泌病理コンサルテーション制度に関するご案内

この度関係各位のご協力により、内分泌病理コンサルテーション制度を開始しましたので会員の皆様にご案内申し上げます。

内分泌疾患の日常診療において病理診断は極めて重要な位置を占めます。しかし、実際の診療現場では、診断とそれに基づく治療方針の決定が困難な症例を経験することが少なくありません。

日本臨床内分泌病理学会では、内分泌病理学および病理組織診断を通じて内分泌疾患の診療水準向上に尽力して参りましたが、この度、さらに社会貢献を推進する一環として、内分泌病理診断に関するコンサルテーション制度を創設しました。主要な目的は診療支援ですが、診断に伴う免責事項を明確にする必要があり、また、同時に派生する研究的側面の倫理的措置にも十分に配慮する必要があると考えられます。このため、今後、制度を段階的に整備してゆく予定です。

この度、先ずその第一ステップとして、臨床内分泌病理学会会員の中から、各臓器・専門分野において、病理診断のコンサルテーションが可能な専門医の先生方のリストを、平成24年秋より学会ホームページに掲載しましたので、ご利用下さい。会員の皆様には本制度の趣旨および運用規定をご理解いただき、本制度の活用を通じて、内分泌病理学の発展とその社会貢献にご協力頂ければ幸いです。

日本臨床内分泌病理学会 理事長 方波見卓行
日本臨床内分泌病理学会 理事 コンサルテーション委員会委員長 近藤哲夫